リスク・副作用
「根管治療」
- 治療期間中は痛みを伴うことがあります
- 細菌の侵入により根が膿む可能性があります
「ファイバーコア」
- かみ合わせの強さによっては折れたり、脱離することがあります
「ジルコニアボンド」
- かみ合わせによってはセラミックが欠けることがあります
- セラミックの色は変化しませんが、ご自身の歯の色は変化するため、経年的に色が合わなくなることがあります
- 歯の形を大きく変える場合は神経を取る必要があります
- 歯並びを治さずにクラウンだけで治療する場合、歯ぐきを左右対称にできないことがあります
「ホワイトニング」
- 術後に歯がしみることがあります
- 白くなった歯は元の色に徐々に戻ります
治療方針
患者様の気になっている点
- 昔に治した部分の色が合っていない
- 歯の向きがねじれている
- 歯の色が黄色い
もともとコンポジットレジンで治療されていた部分が大きく、また歯のねじれをセラミックで治したいとのご希望があったため、前歯4本をクラウンにすることをご提案しました。
特記事項
大きな虫歯や歯の形を変更する関係で右側2本は根管治療が必要となりました。また、歯並びの関係で歯ぐきの左右対称性を得ることは難しく、矯正治療も提案しましたが、そこまでの治療は希望されませんでした。
担当者所見
歯の色や形について患者様に具体的なイメージがあったため、技工士も製作しやすかったとのことでした。
ホワイトニングも行うことで全体的に明るい仕上がりとなりましたが、クラウン以外の歯は色が戻ってしまうので、継続的にホワイトニングを行うことで白さの維持が必要です。
また、歯ぎしりがあるため、就寝中はナイトガードを装着してもらうよう指導しました。
患者さまのイメージ通りに仕上がったことで、大変ご満足をいただけました。