目次
- 01はじめに
- 02セラミック治療とは?
- 03出っ歯を治すメリット
- 03デメリットとリスク
- 04まとめ
はじめに
「セラミック治療で出っ歯は治せるの?」という疑問を感じていませんか?
セラミック治療は短期間で見た目を美しくできますが、自分の歯を削るなどのデメリットもあります。
そのためセラミック治療とはどのような治療なのか、しっかり理解して進めることが大切です。 本記事ではセラミック治療について次の内容を紹介しています。
- セラミック治療とは何か?
- メリット
- デメリット
セラミック治療を考えている方はぜひ参考にしてください。
セラミック治療とは?
セラミック治療とは、ご自身の歯を削り、そこにクラウンと呼ばれるかぶせ物をかぶせる治療です。 このセラミック治療は、虫歯でかぶせ物をする他にも、歯並びのお悩みにも対応ができる治療方法の一つで、出っ歯を改善することも可能です。「セラミック矯正」「クイック矯正」とも呼ばれています。
今回はそんなセラミック治療で出っ歯を綺麗に治せるのかについて解説します。
セラミック治療の流れ
セラミック治療は自分の歯を削って土台を作り、セラミックで製作したかぶせ物を土台に装着させて、見た目を美しくする治療方法です。治療は次の方法で進めます。
- 検査・仮歯の型どり
- 土台作り・セラミッククラウンの型どり・仮歯のセット
- セラミッククラウンのセット 検査の時点で歯周病が進行している場合は、先に歯周病治療を進めてから、セラミック治療をします。
どんな歯並びにも適用しているのか?
セラミック治療が適用できる出っ歯は、軽度な症例のみです。歯並びの状態によっては、セラミック治療が適用できないこともあり、歯科矯正で根本的に改善する方が適しているケースもあります。
セラミック治療は歯科矯正と異なる
セラミック矯正と呼ばれていますが、歯科矯正とは大きな違いがあります。
セラミック治療は、自分の歯を削り、かぶせ物をして見た目を美しくする治療方法です。歯科矯正はワイヤーやマウスピースを使い時間をかけて自分の歯をゆっくり動かし、根本的な歯並びやかみ合わせを改善する治療方法です。
セラミック治療と歯科矯正は、異なる治療方法なことを理解しておきましょう。
出っ歯を治すメリット
- 短期間で治療が終わる
- 後戻りしない
- 矯正装置をつける必要がない
- 審美性に優れたセラミックを使用する
短期間で治療が終わる
セラミック治療は自分の歯を動かす治療ではないので、短期間で治療を終えられます。 歯科矯正の期間は一般的に半年~3年程度、5年ほどかかるケースもあります。
セラミック治療の治療期間は2~3カ月程度のため、早く歯並びを整えたい方や矯正装置を付けたくない方に向いていると言えるでしょう。
審美性に優れたセラミックを使用する
セラミックは天然歯のような自然な仕上がりになり、歯の大きさや形、カラーを選べます。歯を白くしたいと考えている人は白いセラミックの選択も可能です。周りの歯と色味の差が出過ぎないように、ドクターと相談しながら決めましょう。
矯正装置をつける必要がない
セラミック治療は矯正装置をつける必要がありません。歯科矯正ではワイヤーやマウスピースなどの矯正装置をつけて歯を動かします。その際、違和感や痛みが出ることも。そのようなストレスなしで歯並びを整えられます。
後戻りしない
歯科矯正で動かした歯が元の位置に戻ろうとします。これを後戻りと言います。セラミック治療は、自分の歯を動かしていないので後戻りしません。そのため出っ歯に再び戻る心配がありません。
デメリットとリスク
セラミック治療は多くのメリットがありますが、デメリットもあります。セラミック治療をはじめる前に、必ずデメリットや注意点を認識しておきましょう。セラミック治療のデメリットとリスクは次の4つです。
- 健康な歯を削り、神経を抜くこともある
- かみ合わせの改善にならない
- セラミックのかぶせ物が欠けることもある
- 虫歯や歯周病になる可能性がある
健康な歯を削る必要がある
セラミック治療は自分の歯を削って土台にします。そのため、状態の良い健康な歯だとしても削る必要があります。
歯がはえている位置によっては、歯の神経を抜く治療や抜歯が必要になることもあります。一度削った歯、抜いてしまった神経や歯は2度と元には戻りません。
かみ合わせの改善にならない
セラミック治療は見た目を改善する治療なので、上下のかみ合わせまでは改善できません。しっかり噛めるように、かみ合わせの治療をしたい方は歯科矯正の方が向いています。
セラミックのかぶせ物が欠けることもある
セラミックのかぶせ物は永久に使えるわけではありません。セラミックが欠けることや、割れることもあります。その場合、作り直しが必要となり、費用もかかります。
虫歯や歯周病になる可能性がある
セラミックの部分は虫歯にはなりませんが、その中に残っているご自身の歯は虫歯になったり、歯周病になる可能性はゼロではありません。
自分の歯で作られた土台とかぶせ物の間には、ほんのわずかな隙間や段差ができます。その隙間には汚れが溜まりやすく、虫歯や歯周病になる可能性もあります。毎日の丁寧なセルフケアに加え、定期的な歯科医院でのメンテナンスは欠かせません。
まとめ
セラミック治療は短期間で治療を終えられるため、出っ歯をすぐに治したいと考えている人に向いている治療方法です。しかし、自分の歯を削って治療を進めるため、さまざまなリスクがあります。メリットとデメリットを踏まえて考えましょう。
自分の歯並びがセラミック治療に適しているのか、まずは歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか。
東京でセラミック治療(矯正)を考えている方、歯科矯正・マウスピース矯正に興味があるけど費用や期間でお悩みの方は、一度「まる歯」の歯科医院にご相談ください。
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※補綴(ほてつ)とは,歯が欠けたり、無くなった場合に被せ物や入れ歯等の人工物で補うこといいます。
東京都内7駅(渋谷駅、麻布十番駅、東松原駅、西永福駅、久我山駅、秋津駅)に7医院展開しています。
患者さまを第一に考え、痛みに配慮した治療心掛けています。
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