目次
- 01はじめに
- 02セラミック歯の寿命とは?
- 03大切に長持ちさせる3つの方法
はじめに
セラミック歯は、自然な見た目と耐久性に優れた歯の修復材料として、多くの患者さまに選ばれています。
しかし、セラミック歯も時間の経過と共に劣化していくことがあります。
本記事では、セラミック歯の寿命について詳しく解説し、大切に長持ちさせるための3つの方法についてご紹介いたします。
セラミック歯の寿命とは?
セラミック歯の一般的な寿命は、適切なケアとメインテナンスが行われた場合、通常10年以上とされています。ただし、個人によって異なるため、寿命は患者さまの口腔状態や生活習慣によって影響を受けることがあります。
セラミックは金属合金に比べて割れやすいとされていますが、近年のセラミック技術の進化により、耐久性が向上しています。耐久性の高いセラミックを使用することや、適切な厚みと設計を行うことで、寿命を長くすることができます。
セラミック歯の寿命を長持ちさせるためには、以下のようなポイントに注意することが重要です。
ご自身での正しいブラッシングとフロスの習慣を身につけることで、口腔衛生を維持します。歯垢や歯石の蓄積を防ぎ、歯と歯ぐきの健康を保ちましょう。
定期的な歯科検診とクリーニングを受けることで、セラミック歯の状態を確認し、早期に修復やメインテナンスを行います。
歯ぎしりや咬合の問題がある場合は、マウスガードの使用や適切な治療を行うことで、セラミック歯にかかる負担を軽減します。硬い食べ物や非常に粘り気のある食べ物に注意し、セラミック歯に無理な負担をかけないようにします。
以上のポイントに気を配ることで、セラミック歯を長持ちさせ、美しい笑顔と健康な口腔状態を長く保つことができます。定期的な歯科医院でのケアや相談をお忘れなく、長寿命のセラミック歯を実現しましょう。
当院で取り扱っているジルコニアはセラミックの素材の中でも強度に優れています。そのため他のセラミックより耐久性が高いです。セラミックの寿命は自宅でのセルフケア、歯医者でのプロフェッショナルケアをしっかり行うことで長く使っていただけます。
大切に長持ちさせる3つの方法
適切なセルフケアと口腔衛生の維持
セラミックで治療をしたらその歯はずっと綺麗で虫歯や歯周病にはならない、というわけではありません。
セラミック歯は元々表面がとてもツルツルしているため、汚れは付きにくい物です。しかし、より長持ちさせるためには、日常のケアが欠かせません。
ご自身での正しいブラッシングやフロスなど補助的清掃用具も使用して歯をきれいにし、歯垢や歯石の蓄積を防ぎましょう。
また、歯科医院での定期的なメインテナンスやクリーニングも大切です。セルフケアでは落としきれない汚れもあります。日々のセルフケアに加えてそのような汚れを定期的にきれいにすることで、セラミック歯の寿命を延ばすことができます。
歯ぎしりや咬合の問題に対処
歯ぎしりや咬合の問題は、セラミック歯に負担をかける原因となります。歯ぎしりをする場合は、マウスガードを装着することでセラミック歯を保護しましょう。また、咬合の問題がある場合は、早めに歯科医師に相談し適切な治療を行うことが重要です。
食事に注意
硬い食べ物や非常に粘り気のある食べ物は、セラミック歯に負担をかける恐れがあります。特に前歯のセラミック歯は、果物の種やアーモンドなどの硬い食べ物に注意が必要です。加えて、氷をかじったり、ビンの蓋を開けるなどの無理な咀嚼は避けましょう。
セラミックを歯医者が提案する理由
セラミックは歯医者が提案する理由をいくつかご紹介いたします。
虫歯治療の際、セラミックを提案された経験はありませんか?その理由は、セラミックの歯は保険の銀歯より機能性も審美性も優れているのです。
汚れがつきにくい
セラミックの歯は汚れがつきにくいという特性があります。その理由は、セラミックの表面が滑らかで非常に硬いため、汚れや着色物質が付着しにくいからです。
一般的な歯の表面は、細かな凹凸や溝があるため、食べ物のカスや色素が付着しやすくなります。しかし、セラミックの歯は陶器のような硬い素材であり、表面が滑らかで均一です。そのため、汚れや着色物質が付着する隙間が少なく、歯の表面を簡単に拭き取ることができます。
また、セラミックは非常に耐久性が高いため、歯ブラシや歯間ブラシを使用しても表面が傷つきにくいという利点もあります。これにより、セラミックの歯は長期間にわたって美しい見た目を維持しやすくなります。
しかし、汚れがつきにくいとはいえ、歯の健康を保つためには適切な歯磨きと定期的な歯科検診が必要です。セラミックの歯でも歯垢や歯石が付着することがありますので、定期的なプロフェッショナルなクリーニングが必要です。歯科医師の指示に従って適切なケアを行い、美しい笑顔と健康な歯を長く保ちましょう。
適合性が良い
セラミックの歯は、銀歯に比べて適合性が良いという特性があります。適合性とは、歯の形状や審美性に合わせてしっかりとフィットすることを指します。
審美性への配慮:セラミックの歯は透明性が高く、天然の歯に近い色と質感を持っています。そのため、セラミックの歯を修復した場合、周囲の自然な歯と調和して違和感が少ないのが特徴です。一方で、銀歯は金属の光沢があり、周囲の歯との違いが目立ちやすいことがあります。セラミックは審美性を重視し、適切な色や形状を再現することが可能です。
歯に対する優れた適合性:セラミックは精密に加工されており、歯の形状に正確にフィットするように設計されます。歯科技術の進化により、コンピューターシミュレーションやデジタルスキャンを用いて、個別の歯の形状に合わせたセラミック歯を作成することが可能です。そのため、セラミックの歯は歯の形態や咬合に合わせて適切な調整が行われ、快適な咀嚼と自然な口内環境を実現します。
安定性がある
セラミックの歯は金属を含まないため、金属アレルギーを持つ方でも安心して使用できます。金属アレルギーによって歯ぐきの刺激や口内の不快感が生じることを心配する必要がありません。
セラミック歯が割れたり欠けたりする原因
セラミック歯が割れたり欠けたりする原因はいくつかあります。以下に主な原因を挙げてみます
外部からの衝撃
セラミックの歯が直接衝撃を受けると、割れたり欠けたりすることがあります。例えば、スポーツや事故での顔への直接的な打撃が原因になることがあります。不適切な治療
セラミック歯の装着や接着が不適切だった場合、歯の強度が低下して割れやすくなることがあります。適切な歯科医師による正確な治療が重要です。
歯の健康状態
セラミック歯は元々の歯を覆うものであり、元々の歯に対する虫歯や歯周病などの問題がある場合、それが進行してセラミック歯にも影響を及ぼすことがあります。歯の健康状態を適切に管理することが重要です。
精密加工の不備
セラミックの製造過程での精密加工の不備や欠陥がある場合、歯の強度が低下して割れたり欠けたりすることがあります。
これらの原因に対して、セラミック歯を長持ちさせるためには、適切なケアと口腔衛生の維持、咬合の問題の解決、硬い食べ物や無理な咀嚼の避け、定期的な歯科検診とメインテナンスが重要です。また、セラミック歯が割れたり欠けたりした場合は、早めに歯科医師に相談し、適切な治療を行うことが必要です。
まとめ
セラミック歯は、適切なケアと口腔衛生の維持、歯ぎしりや咬合の問題への対処、食事に注意することで長持ちさせることができます。
定期的な歯科医院でのメインテナンスやクリーニングも重要です。大切にケアを行い、セラミック歯の寿命を延ばし、美しい笑顔を長く保ちましょう。ご質問や相談があれば、いつでも当院にお気軽にお尋ねください。
東京でセラミック治療(矯正)を考えている方、歯科矯正・マウスピース矯正に興味があるけど費用や期間でお悩みの方は、一度「まる歯」の歯科医院にご相談ください。
医療法人社団まる歯には、被せ物(インプラント、セラミック等)や入れ歯の治療に関する指導医・専門医が在籍しています。
※補綴(ほてつ)とは,歯が欠けたり、無くなった場合に被せ物や入れ歯等の人工物で補うこといいます。
東京都内7駅(渋谷駅、麻布十番駅、東松原駅、西永福駅、久我山駅、秋津駅)に7医院展開しています。
患者さまを第一に考え、痛みに配慮した治療心掛けています。
また、虫歯や歯周病などの一般歯科から審美歯科(セラミック、ホワイトニング、インプラント)など幅広く歯科治療を受診いただけます。
診療案内:虫歯、歯周病、歯のクリーニング(歯石取り等)、ホワイトニング(3,300円/回)、歯科矯正、マウスピース矯正、小児歯科、小児矯正、インプラント、セラミック矯正、親知らず、口腔外科、入れ歯(義歯)、審美歯科、口臭対策、予防歯科